オフィスデザイン

会話が生まれる空間づくり|オフィスでコミュニケーションを活性化!

会話が生まれるオフィスづくり
2022.06.29

働き方が多様化した昨今は、テレワークとオフィスワークと併用した「ハイブリッドワーク」が一般的になり、オフィスの在り方が変化しています。
しかしオフィスの使い方が変化した一方で、社内コミュニケーションに課題を抱えている企業も少なくありません。

本コラムではテレワーク導入したオフィスをより活用するために、コミュニケーションを活発にする空間づくりのコツと、オフィスデザインのポイントについて解説いたします。

ハイブリッドワーク時代こそ「オフィスでの会話」が必要

働き方改革・オフィスのお悩み

テレワーク導入が進み、働き方改革の必要性を感じているなかで、

  • テレワークは他の社員の様子がわからないので不安
  • コミュニケーションがとりにくく生産性が落ちた
などお悩みの声や改善方法を模索していることを、私たちもお客様とのお話の中から伺うことがあります。
こうしたお悩みは、
  • テレワークとオフィスワークをうまく使い分ける
  • 自然な会話を促す空間づくりの考え方を取り入れる
ことが解決のヒントです。
課題解決を目的とした空間デザインによって意識が変わり、意識の変化は働き方やコミュニケーションの方法をより良いかたちへと変化させます。
自然に会話が生まれるオフィスを一緒に考えてみませんか?

自然に会話が生まれるオフィス空間づくりのポイント

テレワークによるコミュニケーションの問題を解決するためには、活発なコミュニケーションを促す空間づくりの考え方が必要です。オフィス改善に取り組む際に、ぜひご参考ください。

コミュニケーションを促すオフィス設計の手法

ここではテレワーク導入後のオフィス改善におすすめめしたい、会話を生み出す空間デザインのポイントを4つご紹介します。

1,テレワーク対応!フリーアドレスがコミュニケーションを促進

従来のように個人の決まったデスクで島を作る場合、出社率が下がると同時にオフィスのスペースが余ってしまいます。コミュニケーションをとる機会が減り、物理的な距離が遠くなって会話がしづらい状況があるのではないでしょうか。
そこでフリーアドレスを導入することで部署や島などが関係ない、フラットなワークスペースレイアウトが実現。テレワークが進み出社率が下がっても、部署に関係なくふとした会話が生まれやすい環境を作ります。
さらに面積縮小、または余ったスペースの有効活用ができると、より空間効率を意識したオフィス空間になります。

2,出会いから会話へ。見通しが良く開放的なオープンレイアウト

テレワークが中心の働き方でも、必要に応じて対面コミュニケーションの機会を設けることが大切です。
空間を隔てる壁や背の高い家具がないオフィスなら、業務におけるコラボレーション活性化に効果的です。仲間の動きが把握しやすいだけでなく、自然に会話が生まれる動線が出来上がります。
オンラインの環境ではなかなかできないオフラインでの雑談は、新しいアイディアの種になることがあります。オフィスの在り方がより良い形になることで、イノベーションを創造する場としてさらに有効に活用できると考えます。


見通しの良いオープンレイアウト

3,様々な会議に対応する、フレキシブルなオフィスレイアウト

可動式のデスクやパーティションは、柔軟なオフィスレイアウトにふさわしいアイテムです。大人数での営業会議から、突発的なショートミーティングまで、多様な会議形態に柔軟に対応します。
フレキシブルなオフィスによってコミュニケーションとコラボレーションが活性化し、チームパフォーマンスの向上にもつながります。


様々な会議レイアウト

4,リラックス効果が会話を促す、色彩&照明コーディネート

心地よく調和をもたらす内装デザインも、コミュニケーションを促進するポイントの1つです。
その中でも木目やニュアンスカラーは、リラックス効果があるとされています。こうした素材や色を組み合わせたオフィスの内装によって、そこで働く人の気持ちも落ち着き、より良いコミュニケーションが生まれると考えています。


内装のカラーサンプル

フリーアドレスにはデメリットもあるのでは?

ここまでフリーアドレスやフレキシブルなオフィスレイアウトの特徴を紹介してきましたが、上記の1~4にもそれぞれ課題となる要素があり、メリットばかりとは限りません。
フリーアドレスのデメリットの例として、部署ごとの管理がしにくくなる、会社への帰属意識が薄れがちになる、といった状況が考えられます。また見通しの良いオフィスレイアウトでは、周りの音が聞こえやすく集中作業がしにくくなる、休憩がしにくくなる、といったデメリットもあるでしょう。

しかしこうした問題は働き方や業務内容に合わせたオフィス設計によって解決できる場合があります。
まずはオフィスづくりのプロに相談して、コミュニケーションをとりやすいオフィスを一緒に考えてみませんか?

コミュニケーションを促すアイディアを実践するオフィス

はじめに述べたコミュニケーションの問題は、テレワークを導入したばかりの弊社も同じように感じていました。そこでオフィスの縮小移転をきっかけに、空間デザインの工夫によって活発なコミュニケーションを促し、自然と会話が生まれるオフィスづくりを目指すことにしました。
下記のコラムでは、ハイブリッドワークを導入している私たちがオフィス設計で大切にした、会話を生み出す空間デザインについて詳しくご紹介しています。

まとめ|コミュニケーション課題を解決!会話が生まれる空間設計

私たちがご提案しているオフィスデザインのサービス「コワーキング・ベース」では、本コラムでご紹介したコミュニケーションの課題だけでなく、働き方改革やオフィス改装・移転のお悩みも承っております。

コワーキングベースのオフィス改革コンセプト

柔軟・調和・適応の3つのコンセプトをもとに、ハイブリッドワーク実現をするフレキシブルなオフィスをご提案。空間演出の知見を活かし、コミュニケーションとコラボレーションを活性化するオフィス空間づくりをご支援しています。
サービスコンセプトは下記のページで詳しく公開しております。働き方改革を促進し、コミュニケーションを促すオフィスづくりのヒントにぜひご参考ください。


働き方改革を推進するオフィスづくりのサービス コワーキング・ベース
大中 文人

大中 文人

中央宣伝企画株式会社
オフィス内装事業のリーダー