恐竜

本格的な恐竜展を開催するには?小会場で開催するポイントを解説

2024.12.23

恐竜展を開催するにあたり、会場面積や予算などの様々な条件が関連します。さらにどんな目的で開催するかによって、展示のテーマや構成などを組み立てる必要があります。弊社はこうした恐竜展の企画から設営まで、全国からご相談を受けています。

こちらのコラムでは「恐竜展を開催してみたいけれど事前にどんな確認が必要かわからない」「本格的な恐竜展を開催する方法を知りたい」といった方に向けて、大規模恐竜展と小規模恐竜展のそれぞれの特徴や注意点などをご紹介します。
恐竜展の開催を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

恐竜展を開催するために必要な確認要件は?

恐竜展開催に向けたプロジェクトは、他の多くのイベントと同様に、予算、期間、会場などの基本的な開催要件に合せて進行します。

  • 開催目的
  • テーマ、趣旨
  • 開催期間
  • 会場
  • 予算
これらの基本的な要件をそろえて、具体的な企画や展示設計に落とし込んでいきます。
恐竜展を開催したいお客様の中には、会場や予算に合わせて展示テーマを決めるケースもあります。また、巡回型の企画展などは、テーマを決めてから開催場所を選定していくケースもあります。

恐竜展の開催規模の特徴と注意点

開催要件を固めていく際に、開催規模や開催形態による特徴や注意点を知っておくと、より具体的なイメージを膨らませていくことができるます。
ここでは、大規模恐竜展小規模恐竜展のそれぞれの開催メリットや注意点を見ていきましょう。

大規模恐竜展の特徴

大規模な恐竜展は、全国各地の博物館やコンベンションセンターなど、面積が広く天井高も確保できる会場で開催されることが多いです。

大規模な恐竜展を開催するメリット

大規模な恐竜展は以下のようなメリットがあげられます。

  • 目玉となる注目の恐竜を展示することで集客力が高い
  • 見ごたえがあるため来場者の高い満足度が狙える
  • プロモーションを行いやすく、注目度が高まりやすい
  • ワークショップ、物販などでプラスアルファの収益が狙える
  • メジャーコンテンツとコラボレーション企画を広げやすい
大規模な恐竜展は数年おきの開催、または大都市の会場を巡回して開催することもあります。
注目度が高いことから全国各地から恐竜ファンが集まったり、それによって多くの来場者や収益増が見込めたりするなどの特徴があります。

大規模な恐竜展を開催する注意点

大規模な恐竜展を開催する際に上述したような多くのメリットがありますが、以下のような注意点もしっかり押さえておきましょう。

  • 会場規模が大きく展示品が多いほど費用がかかる
  • 大型の展示物を搬入するための経路の確保が必要
  • プロジェクトの企画から開催まで年単位で時間がかかる
  • 様々な領域でパートナー企業との連携が重要となる
このようにたくさんの資金や時間や人が関わる分、各作業に関わる方をワンストップに取りまとめて動かすことができるパートナー企業へ依頼するのがおすすめです。

また博物館で開催する恐竜展の場合、公的機関同士で展示品を貸し借りすることが多くなります。一般企業が公的機関から本格的な恐竜の展示品を借りづらい状況もあるため、恐竜の展示物を独自で保有している展示業者に相談するのが良いでしょう。

小規模恐竜展の特徴

小規模恐竜展は博物館や科学館の展示室をはじめ、自治体施設やコミュニケーションセンターの会議室、ショッピングモールの一画などで開催されることもあります。

小規模な恐竜展を開催するメリット

小規模な恐竜展は以下のようなメリットがあげられます。

  • 「恐竜」のキャッチーさで注目が集まる
  • 比較的短い期間(最短3ヶ月から)で企画から開催まで進行できる
  • 少ない予算や限られた面積に合わせた展示スタイルが選べる
「恐竜展示」となると大掛かりな準備が必要になるイメージを持たれる方が多いですが、小規模恐竜展であれば開催目的や趣旨によって柔軟にアレンジすることが可能です。

小規模な恐竜展を開催する注意点

小規模恐竜展は比較的開催しやすい一方で、大規模恐竜展とは異なる面での注意点があります。

  • 基本的に広報活動や集客の施策を自分たちで計画実行する
  • 輸送費や展示物の大きさなど、費用面で展示品が限られる
  • 来場者の観覧料が多く取れない
「恐竜」に惹かれて集まってきた人たちにも、「なんだかおもしろそう」と興味を持って集まった人たちにも、恐竜への興味度合いに関係なく満足していただける企画が望まれます。
例えばワークショップや物販コーナーを併設したり、他イベントとコラボレーションしたりなど、周辺イベントや施設と相互に盛り上げる工夫もよく検討しましょう。

小規模な恐竜展を開催するには?

恐竜がテーマのイベントを開催してみたいけれど、費用の関係でどのような形態で開催できるか迷われることが多いと思います。そういった方はまずは小規模な恐竜展から検討してみるのはいかがでしょうか。


小規模恐竜展を開催するアイディア

小規模恐竜展が開催できる場所の例

小規模な恐竜展示であれば、会場の条件に大きな影響を受けることなく開催することが可能です。
ここでは小規模恐竜展を開催に適した空間の例を3つご紹介します。

施設の一室を利用した小規模企画展

自治体施設や、公共施設の空き会議室を有効活用して開催する例があります。
小型の恐竜の展示物や、ハンズオン展示、解説パネルなどを組み合わせた内容の濃い展示構成にすることも可能です。
または地域密着型のテーマであれば、その土地で発見された化石や考古資料と、その研究結果を組み合わせた展示もできます。

施設の一画を有効活用するスペース展示

テーマパークの一画や、ショッピングモールの空いてるスペースに展示する例もあります。
施設のエントランスや催事スペース、幅の広い通路をあえて展示スペースにするなどで、人通りが多いところでは人が集まりやすく注目度も高くなります。多くの親子連れの来場者の参加が見込めるでしょう。
屋外も含めた施設やイベントで恐竜展示を採用する場合は、大型のテントの中に展示品を設置することも可能です。

リアルな恐竜展示を催事のアイキャッチに

ショッピングモールや百貨店等で開催される催事とコラボレーションし、本格的な恐竜の模型を催事スペースのアイキャッチにするのもおすすめです。
本格的で迫力がある恐竜の模型や、動く恐竜ロボットなどを展示することで、利用客の視線を集めることができます。イベントに関連したフォトスポットとして、SNSでの拡散も期待できます。

小規模でも開催できる恐竜展パッケージ【DL資料】

小規模で開催する恐竜展は、開催スタイルやテーマを工夫することで、限られた会場面積でも面白い企画に仕上げることができます。

弊社では恐竜がテーマの小規模イベントのパッケージをご用意しております。おすすめ企画のご紹介資料を用意しておりますので、小規模恐竜展を開催してみたい方は参考にしていただけましたら幸いです。


恐竜展示・恐竜イベントのことなら弊社にお任せください

弊社は古くよりディスプレイ業に携わる中で、とくに「化石」や「恐竜」 の展示については強い想いをもって取り組んでいます。またこうした専門的な技能を持ち合わせた恐竜展示のスペシャリストが在籍しており、全国から展示に関するご相談を受けています。


博物館級の本格的で学術的な恐竜展示から、恐竜ロボットなどの展示、ワークショップや物販コーナーを軸とした楽しく遊べる恐竜イベントなど、ご要望に合わせてご提案が可能です。
恐竜展、恐竜イベントを開催したい方はお気軽にご相談ください。
山下 洋介

山下 洋介

中央宣伝企画株式会社
文化・恐竜事業のリーダー