展示会の場は貴重な営業機会ですが、出展準備や来場者対応に特有の悩みがつきものです。とくに展示会の場に合った展示手法の問題、製品やサービスの魅力が伝わりにくい問題、費用対効果の不透明さなど、課題を抱える場面が多いのではないでしょうか。
本記事ではこういったお悩みに対し、ブース面積の拡大とブース設計の考え方から、解決のコツを解説していきます。出展のご担当者さまはぜひ参考にしてみてください。
目次
出展目的や目標をもって展示会出展に臨んだものの、狙った通りの成果が得らなかったというお悩みを感じている担当者様が少なくありません。たとえば実際の出展の振り返りでは、次のような悩みがよく聞かれます。
出展ブースの面積を広げることは、単に展示スペースを増やすだけでなく、来場者の体験価値を高め、ブランドの印象を強めるための重要な戦略です。
ここからはブース面積の拡大によって得られる効果について解説していきます。
展示会というコミュニケーションの場を効果的に活用するための表現力や訴求力が、出展成果を高めるためのカギと言えます。「ブース面積の拡大=表現力の拡大」ともいえるでしょう。
スペースが広くなることで、具体的には以下のようなメリットが得られます。
ブース面積を広げることで、展示物や説明コンテンツをゆとりをもって配置できるようになります。
体験スペースや会話スペースを分けて設けることも可能になり、来場者の動線にも幅をもたせられるため、展示全体の見せ方に余裕が生まれます。
また配布物のストックスペースを確保できるなど、運営がスムーズになる効果も期待できます。
ブースに余白ができることで、来場者が立ち止まりやすくなり、滞在時間も自然と長くなります。
混雑感が軽減され、リラックスして過ごせる空間は、ブランドの印象を強く残すことにもつながります。視認性の高い構成を意識すれば、遠くからでも目を引く展示が可能です。
空間にゆとりがあることで、スタッフとの接点が増え、深い会話や相談がしやすくなります。
単なる情報提供にとどまらず、来場者との質の高いコミュニケーションが生まれることで、商談につながる機会が増え、競合との差別化にもつながります。
面積が大きくなるほど表現の自由度は高まる一方で、出展費用や必要なスタッフ人数も増加し、運営負担が大きくなるため安易な判断に注意が必要です。
そのため、出展効果とコストのバランスを考慮しながら最適な小間サイズとデザインを選ぶことが重要です。
展示会の出展効果は、「広さ」や「演出」だけでは決まりません。むしろ、広くしたことで発生する問題もあります。
ここでは、成果を左右する設計の質と出展の事前・事後の動きについて、特に注意したいポイントを紹介します。
ブースが広くなったのに、思うような成果が出なかった…。そんなケースは少なくありません。
実は、レイアウトや導線、演出の設計が曖昧だと、広さが逆効果になることもあるのです。たとえば、
実物を見せにくい商材の場合、「どう魅せるか」「どう伝えるか」が成功のカギになります。たとえば、
展示会の成功は、当日のブース運営だけでは完結しません。出展前の仕込みと、出展後のフォローアップまでを一連の流れとして設計することが重要です。たとえば、
「もっと広くすれば、伝えられることが増える」と感じた担当者の方は、面積の拡大と設計の見直しをセットで検討してみてください。大型機械など展示しにくい商材でも、広さを活かしながら戦略的に設計すれば、展示会は成果を生む営業の場になります。
限られた期間と空間を最大限に活かすため、私たち展示会ブース設計のプロが、御社の魅力を伝えるお手伝いをいたします。
弊社は展示会ブース設計・施工のエキスパートとして、様々な企業様の展示会出展をサポートしております。初めて出展する場合や出展目的に合った小間数選びなどが難しいなどと不安をいだいている方は、ぜひ弊社にご相談ください。
弊社の展示会サポートについてご興味を持たれた方は、こちらのページでも詳しく紹介しておりますのでご覧ください。