2024年10月、電気給湯機器の専業メーカー 株式会社日本イトミック様は、ものづくりのまち東京都墨田区に研究・開発施設 iTOMIC LABO(イトミック ラボ)をオープンされました。
同年11月に当施設4Fにショールームを開設され、私たちは内装デザイン及び施工を担当させて頂きました。
製品のことをもっと知りたいというお客様をいつでもご案内できる場所として、ショールームは計画されました。
製品理解やブランドイメージ向上につながる体験と、より良いコミュニケーションが生まれる場としてふさわしい、“実機展示”と“カフェ機能”を兼ね備えた空間となっています。
同社の最新電気給湯機器が出湯可能な状態で設置され、お湯の手触り、水流、サイズ感など、カタログでは伝えきれない製品の特徴を確かめていただけます。
使用シーン別に「カフェ」「給湯室・厨房」「手洗い・洗面所」「宿泊施設」ゾーンを明確に分けつつも、素材の質感を活かしたシックで温かみのあるデザインで空間全体を統一しました。
業務用電気給湯機器という性質上、目に触れられない箇所へ設置する製品もあります。開閉式で内部を見せられる構造は、よりお客様へご案内しやすくというご希望に沿った設計です。
丁寧に淹れられたコーヒーでおもてなしをし、訪れた方にリラックスしていただける雰囲気づくりも大切にされました。
ショールームのコンセプトを象徴的に演出するため、中央のカフェゾーンは対話しやすいラウンド型のカウンターテーブルで取り囲むレイアウトをご提案しました。
カフェ様向けに温度変更を可能にした話題モデル「ホットウォーターディスペンサー EHWD-14【カフェエディション】」にて沸かすお湯を用い、本格的なドリップコーヒーを提供できる設えとしています。
これまでお湯の使用感を実際に体験していただける場が限られていた中、常時給湯ができるショールームが完成し、大変満足しています。製品に囲まれた空間は、展示会後のフォローアップなど営業ツールとして使えるだけでなく、会社の魅力を伝える場として、経営層の方々をご案内する際にも好評です。今後もお客様との密なコミュニケーションの場として活用していきたいと考えています。