山種美術館 広尾開館10周年記念特別展 「上村松園と美人画の世界」のご案内

2020.01.14

ご好評のうちに本展は終了いたしました。ご来場頂きましたお客様には深く御礼申し上げます。

弊社にて会場施工を担当させていただきました、以下の展覧会のご案内になります。

展覧会名:山種美術館 広尾開館10周年記念特別展「上村松園と美人画の世界」
会期:2020年1月3日(金)~2020年3月01日(日)*会期中、一部展示替えあり
場所:山種美術館
時間:午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(但し、1/13(月)、2/24(月)は開館、1/14(火)、2/25(火)は休館)
入館料:一般1200円(1000円)・大高生900円(800円)・中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金。

生涯にわたり美人画を描き続けた日本画家・上村松園(1875-1949)。このたび、山種美術館が広尾に移転し開館してから10周年を迎えたことを記念して、
当館が所蔵する松園の作品を一挙公開する特別展を開催いたします。当館創立者で初代館長の山﨑種二(1893-1983)は、
松園と親しく交流しながら作品を蒐集しました。《蛍》、《砧》、《牡丹雪》などの代表作を含む当館所蔵の作品計18点は、屈指の松園コレクションとして知られます。

京都で生まれ育った松園は、京都府画学校に通い鈴木松年に学んだのち、幸野楳嶺、竹内栖鳳に師事し、技法の習得に励みました。
早くから頭角を現し、江戸や明治の風俗、和漢の古典に取材した女性像を描いて、文展や帝展など数々の展覧会に出品を重ねて活躍します。
美人画の名手として高く評価され、1948(昭和23)年には女性として初めて文化勲章を受章しました。
「一点の卑俗なところもなく、清澄な感じのする香高い珠玉のような絵こそ私の念願とするところのものである」
と語った松園が描き続けた気品ある美人画は、今なお多くの人々に愛されています。

本展では、松園と同時代に活躍し「西の松園、東の清方」と並び称された鏑木清方や、その弟子の伊東深水の美人画、
さらに村上華岳、小倉遊亀、橋本明治などの日本画家による、多彩な女性像をご紹介します。松園の美人画とともに、
近代・現代のさまざまな画家たちが女性の姿を描き出した作品をご覧いただきながら、
日本画における美人画の世界の豊かな広がりや、その表現の展開をお楽しみいただければ幸いです。

お得な割引サービスやイベント等、詳しくは下記公式ホームページにアクセスしてください。
http://www.yamatane-museum.jp/exh/2020/uemurashoen.html
                                                    

上村松園《春のよそをひ》 1936年頃 山種美術館蔵